指導しての感想
小学校3年生で禁煙教室を開いても,タバコについて十分な理解ができていることが分かります.
指導の中で,「タバコを吸ったことのある人?」と聞いたら,130名の児童の中で喫煙経験者が3名いたことに驚きました.
自分のことよりも親の健康を心配する子供の気持ちが非常によく伝わってきてかわいそうになります.
家庭での親の反応も垣間見られます.たとえ,自分が喫煙者でも,子供が一生懸命タバコのことを教えようとするのに対して,「そうだね,タバコは健康に悪いね.でも,一度吸うとやめられないのよ」と受け止める親になって欲しいと思います.タバコを止めなくても,子供はそれで,十分納得するんだと思います.
喫煙者の校長先生が,子供の作文を読んで「いままで,やめる気は全然なかったけれど,あれを読んだらやめなきゃね」と禁煙チャレンジを始めたのは,うれしいことでした.